2009年9月21日月曜日

変なニオイの正体

今朝、水槽コーナーの様子を見に行ったとき、なんだか変なニオイが立ち込めていました。例えるならば、そこらじゅうに唾を吐き捨てまくったような感じのにおいです。

よくよく調べてみると、ニオイの元はこれでした。








ゲンゴロウは、時々水から揚がり、カメの甲羅干しのような行動をとります。
これは、全身から殺菌成分を分泌してお肌のお手入れをするためだそうです。
この殺菌成分が唾のようなニオイなのです。
ゲンゴロウが水から揚がれないように飼育しているとどうなるかというと、
体の表面に水カビがついてしまいます。
このゲンゴロウも水鳥公園にやってきたときは水カビが生えていましたが、
水から揚がれるように水槽をセットしたところ、自然に水カビがとれてきれいになりました。

というわけで、立ち込めていた変なニオイの正体は、
ゲンゴロウが甲羅干し?をして殺菌成分を発散していたニオイでした。

昔は田んぼに普通に見られたゲンゴロウ。
今はどこを探してもなかなか見つかりません。
水鳥公園では♂1匹を飼育展示しておりますので、是非ご覧下さい。