本日朝、園内でこんなガを見つけました。
屋根の軒の裏にじっと止まっていました。
かなり大きなガです。この姿勢での全長は約7cmあります。
最も特徴的なのは、背中の模様。ドクロのように見えます。
このガは、クロメンガタスズメというスズメガの仲間です。
水鳥公園で見つかったのはこれが初めてです。
暖かい地域に生息する種類で、近年山陰地方でも度々見つかるようになってきました。
山陰の冬は寒すぎて越せないらしく、南の地域から世代交代しながら北上してきているようです。
このガがユニークなのはドクロ模様だけではありません。
指でつつくと「キーキー」と鳴きます。もし見つけたら、どうぞお試し下さい。
このガの幼虫は、ミニトマトやナス、ゴマ、チョウセンアサガオなど、実に様々な植物の葉を食べます。
成虫同様、幼虫も巨大で食欲旺盛です。家庭菜園のトマトやナスがあっという間に丸坊主にされてしまうことがあります。
皆さんのお家で育てている野菜に、くるりと巻いた角がお尻にある巨大なイモムシが付いていませんか?
もしついていたら、それはこのガの幼虫かもしれません。