2013年1月31日木曜日

大山・中国山地自然体験型教育旅行フォーラムで報告

本日、鳥取県の西部総合事務所で開催された

「大山・中国山地自然体験型教育旅行フォーラム」で

米子水鳥公園の事例を報告してきました。



2013年10月19日(土)~21日(月)まで「エコツーリズム国際大会2013in鳥取」

が開催されるそうです。

 今日お会いした皆様とどんな協力ができるか今から楽しみです。

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2013年1月27日日曜日

野鳥大好きKIDS大集合!

近頃、米子水鳥公園には毎日のように野鳥が大好きな小学生たちが遊びに来てくれます。今日は大変な吹雪の中でしたが、そんな子どもたちが大集合でした。通っている学校や学年はそれぞれ違いますが、みんな共通の趣味に意気投合。吹雪の中、元気に野鳥観察を楽しんでいました。



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子どもたちに特に人気なのが、メダカ池に毎日通ってくるこの鳥です。子どもたちの注目している先に止まっているのですが、わかりますか?













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最終的には、こんなに近づいても逃げませんでした。邪気がない子どもたちなら、近づいても怖くないのかな(笑)。









もちろん、子どもたちのコンパクトデジカメには、この鳥の鮮明な写真が撮影できていました。この他にも、子どもたちのカメラにはこれまでに観察した鳥たちの見事な写真がたくさん記録されています。みんな立派な子ども野鳥カメラマンです。



でも皆さん、風邪をひかないでね~♪

ハクチョウたちは本日休業?

今日は、終日冷たい西風が吹きつけ、細かい雪が降ったりやんだりするとても寒い一日でした。ハクチョウたちの多くは安来に落穂拾いに出かけるのをやめ、園内で丸くなって休んでいました。



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今朝、ネイチャーセンター前に集まっているコハクチョウの中に、オオハクチョウ6羽が混じっていました(もう1羽は画面の右外にいます)。
この6羽は、いつもは500m先の島の先端に集まっているのですが、今日は強烈な冷たい西風に耐えかねて、ネイチャーセンター前浜に避難してきたようです。ここならネイチャーセンターが風よけになってくれます。
午前中までは前浜にいましたが、午後には定位置に戻ってしまいました。





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時々、辺りが全く見えなくなるほどの吹雪になりました。
なにもかも真っ白~。

でも、園内の鳥がネイチャーセンター寄りに集まっていたので、近距離でたくさんの鳥が観察できました。悪天候ながら、野鳥観察にはなかなかよい一日でした。





●今日の鳥 2013年1月26日(土) 猛吹雪!
コハクチョウ 134羽 本日休業!
オオハクチョウ 6羽 安来には行きません!
マガン 420羽くらい
ツクシガモ 8羽 今日は近くで観察できた!
マガモ 470羽 2番目に多いカモ
オナガガモ 822羽 最も多いカモ
ホシハジロ 420羽 3番目に多いカモ
カワセミ 1羽 子どもと仲良し?
ツグミ 23羽 吹雪につき緊急避難?
カワラヒワ 11羽 オオバヤシャブシの実を食べる
スズメ 9羽以上 同上
アオジ 1羽 スズメと同行
ヒガラ 1羽 園内初記録! 
ヘラサギ 1羽 近頃1日おきに登場!

など、36種、およそ1500羽。

2013年1月22日火曜日

ヘラサギが汚れて帰ってきた!

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今日は、中海側にある水たまりの中にヘラサギの姿がありました。元旦以来の登場。姿を消した後、やっぱり水鳥公園の周辺をうろうろしていたようです。今年の個体は恥ずかしがり屋で、かなり放浪癖があります。







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午後は雨が強く降り、お客様がいない中ここまで接近してくれました。今季のヘラサギでは最至近距離です。およそ30m位。





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しばらく姿を消してから再登場する度に赤茶色に汚れていくヘラサギさん。昨年のクロツラヘラサギも同じ傾向でした。彼らが水鳥公園からいないときに過ごしている湿地は、かなり鉄分が多いようですね。







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オオハクチョウ6羽は今日も健在。

いつもよりも200m位手前に集まっていました。

2013年1月21日月曜日

イタチが登場!

今日は、ネイチャーセンターの傍らにイタチが現れました。



水鳥公園にいるイタチは、チョウセンイタチという大陸からの移入種です。よく出会う動物ですが、目が合ったとたんに素早く逃げてしまうので、これまで写真撮影ができていませんでした。今日、ようやく撮影に成功しました。





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ヨシ原からひょっこり現れて、







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何かが気になったご様子。





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気になる!







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とっても気になる!

イタチは何か気になるものがあると、立ち上がって様子を伺います。二本足で立ち上がる様子がとてもかわいいです。





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ん?

こちらの様子も見ていました。







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最後は、丸太の柵にするりと上ったかと思うと、柵の上を身軽に走って姿を消しました。観察できた時間はおよそ3分間でした。





姿勢が低く、動きがすばやくて水も得意なイタチは、水鳥にとって怖い天敵です。でも、こうして観察してみると、殺気はほとんど感じられず、愛嬌のある動物です。



イタチは、ヌートリアに次いで日中の水鳥公園で出会いやすい哺乳類です。皆さんもご来園の際には、散策路を素早く横切るイタチと出会えるかもしれません。

ネイチャーセンター展望ホール(エアコンが新設された部屋)の傍らによく現れます。

2013年1月19日土曜日

地元大学の見学に対応。

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 本日は、地元の大学の学生さんたちが見学に来ていただきました。

造園学科ということで、造園という見地から野生動物の生息地を作るという考え方は、重要ですね。

米子水鳥公園の野鳥への設計上の配慮や環境管理での配慮などを説明しました。



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少しでも野鳥観察が好きになってもらい、今日のお話が後々、皆さんの役に立ったらとてもうれしいです。



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2013年1月17日木曜日

新しい望遠鏡の台が入りました。

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米子水鳥公園に新しい望遠鏡の台が、入りました。

特段、変わった話ではないように思われるかもしれませんが、

コロついていないタイプの台は、写真のように車いすの下に入ります。

これによって、望遠鏡を体の近くに寄せて観察することができます。





















2013年1月14日月曜日

中海・宍道湖の生きものウォッチング!

今日は、子どもラムサールクラブの1月の活動として、安来平野のコハクチョウと宍道湖の生きもの観察に行きました。



DSCN7933s.JPG水鳥公園のコハクチョウの採食地である安来の田んぼ。水を張った田んぼには、多くのコハクチョウが群れていました。















DSCN7967s.JPG続いて訪れた宍道湖の斐伊川河口で野鳥観察。

周辺の水田地帯や川の中州、湖岸など、至る所に鳥の姿が見えました。

















DSCN7966s.JPGその中で、こんな鳥や、



















DSCN7971s.JPGこんな鳥に出会えました。

いずれも、水鳥公園ではなかなか出会えない鳥です。さすが、山陰屈指の野鳥の生息地です。















DSCN7983s.JPG野外観察の他、宍道湖の生き物を多数飼育展示している宍道湖自然館ゴビウスも見学しました。

















DSCN8008s.JPGゴビウスの隣の宍道湖グリーンパークも見学しました。壁の向こうにはカワセミがいて、みんな熱心に双眼鏡で観察していました。















天気にも恵まれ、一日で安来のコハクチョウと宍道湖の鳥や魚等をたくさん観察できました。なかなか見られない鳥にも出会えて、とても贅沢な一日でした。

2013年1月9日水曜日

さらばセイタカシギ

ハヤブサ若鳥セイタカシギを捕食20130109 006.jpg

「あぁ~、ハヤブサが何か捕った~!」

観察ホールに声が響いた。

ハヤブサが捕った獲物を観察すると…

な、なんとsweat01こ2ヵ月以上

目の前の浅瀬で餌を採ったり、羽を休めてみたりと、

お客様を喜ばせていたセイタカシギ君(雄の若鳥)

ではありませんか?

「これも自然です。」と、お客様に解説しつつ、

自然の掟の厳しさを

改めて感じさせられた一場面でしたbearing



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「さらば、セイタカシギ君。そしてありがとう」

合掌




 



2013年1月7日月曜日

久しぶりのアメリカコハクチョウ





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今朝の風景です。

水鳥公園のコハクチョウは、ネイチャーセンター正面の浅瀬に集まってねぐら入りしていますので、明け方は目の前にたくさん群れています。







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そんな中に、アメリカコハクチョウが1羽いました。今季は1度園内で確認されていますが、それ以降なかなか姿を見せてくれませんでした。久しぶりの登場です。コハクチョウとつがいになっていました。



今日は、コハクチョウ約80羽、マガンが約1000羽、ヘラサギ若鳥1羽、ツクシガモ5羽、セイタカシギ1羽などが見られました。これらは近頃のレギュラーメンバーですが、今日は特別ゲストでズグロカモメ1羽とハイイロチュウヒ雄1羽が飛びました。運が良ければ会えるかもしれません。

2013年1月5日土曜日

早朝の米子水鳥公園


DSCN7834s.JPG米子水鳥公園は、冬季の土日は朝7:00から開館しています。朝のマガンの飛び立ちや、ハクチョウの挨拶はなかなかの見物です。



 




2013年1月1日火曜日

ヘラサギまたまた復活!

サカツラガンが東へ去ってしまい、がっかりしていたら、今度はヘラサギが帰ってきました。相変わらずヘラサギ類は出入りが多くて、まだいるのか、もういなくなったのか、分かりません。



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いつもの場所で食べ物探し中です。13:50発見。



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雪化粧がとてもきれいな大山。

午前中は見えませんでしたが、午後は予報以上の素晴らしい晴天です。なかなかよい新年初日を迎えています。



今日の鳥 2013年1月1日(火)曇りのち晴れ

・コハクチョウ 97羽(うち幼鳥11)

・オオハクチョウ 6羽(うち幼鳥1羽)

・サカツラガン 14羽 東へ飛び去る

・マガン 424羽

・ツクシガモ 5羽

・ハイイロチュウヒ 雌1羽 目の前数メートルを横切る!

・チュウヒ 1羽

・ミサゴ 1羽

・ヘラサギ 若鳥1羽 復活!



ほか、

オナガガモ、マガモ、コガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ミコアイサなど、30種およそ1000羽。

サカツラガン東へ去る

新年早々、新聞に掲載されました水鳥公園のサカツラガンについて、お問合わせを多く頂いておりますので現況をお知らせします。



サカツラガンは、今朝も水鳥公園に14羽いました。マガンと共に水鳥公園で夜を明かしました。

その後、ネイチャーセンター前に舞い降りてしばらくすごした後、7:58に東へ向かって飛び去りました。その後は姿を見せておりません。





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超豪華なお年玉!

新年あけましておめでとうございます。

今年も米子水鳥公園をどうぞよろしくお願い申し上げます。



さて、昨日の夕方に舞い降りて来たサカツラガンですが、そのまま塒入りして米子水鳥公園で新年を迎えてくれました。





明け方はマガンの群れと一緒に、池の中央部の島の岸辺に群れていました。そして、飛び立ったかと思うと、どんどんネイチャーセンターに接近。ついには、お客様でにぎわう観察ホールの眼前に舞い降りてきました。





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ネイチャーセンター前浜でくつろぐサカツラガン14羽。水鳥公園にお越しになった経験がある方なら、いかに近距離にいるかがわかると思います。







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サカツラガンが14羽も群れて目の前(およそ10m!)にいるなんて、今日の日本では信じられない風景です。



早朝からご来館頂いたお客様と一緒に、

自然から豪華なお年玉を頂戴しました。

サカツラガン

米子水鳥公園にサカツラガンが飛来しました。

大変珍しいことに14羽の群れです。

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サカツラガンは、大型のカモ科の鳥です。

成鳥は、お酒を呑んだように頬がほんのり赤く(実際は薄い褐色)に見えることからこの名前がある。

日本には過去に多く飛来していたが、現在は定期的な飛来地はなく、まれな迷鳥として数羽が観察される程度です。

このような群れは、大変珍しいのではないでしょうか?

公園でゆっくり年越しをしてもらえればと思っております。