2015年6月28日日曜日

米子水鳥公園で購入者にプレゼント!

好評をいただいている「米子水鳥公園の生態系と野鳥図鑑」1800円税別

米子水鳥公園のミュージアムショップでご購入いただいた方には、
クリアファイル先着100名様プレゼント



















2015年6月27日土曜日

屋根の修繕工事が始まります

今はまさにカルガモ親子観察シーズン真っ只中なのですが、
もうまもなく、ネイチャーセンターの屋根の修繕工事が始まります。

ネイチャーセンターの周囲には足場が組まれ、
足場の上を作業員さんが歩きます。

そのため、ネイチャーセンター前浜に鳥が集まりにくくなることが予想され、
観察ホールの窓の外は、足場と作業員さんで視界が妨げられることもあると思います。


工事は、マガンが飛来するまでに完了することを目指し、
9月末までを予定しております。
その間、ご来館の皆様にはご不便をおかけいたしますが、
何卒、ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

(きりぎりす)

















(撮影:ポタちゃん)

ヒクイナが現れた!

今日は、雨が振ったりやんだりで、絶好のツバメ観察日和でした。
水鳥公園沿いの路上に、沢山のツバメが群れ飛んでいました。

さて、園内では、今日もカルガモ親子があちらこちらから現れました。
もう何組の親子がいるのか分かりません。10組以上は確実にいます。

ネイチャーセンター前浜では、トノサマガエルが元気に鳴いていました。

久しぶりにクロハラアジサシが現れました。今日は2羽いて、前浜沖の短い杭にとまって休んだり、池の上を飛び交ったりしていました。





















































ネイチャーセンター右手に見える、池の浄化設備横の池で、ヒクイナが見られました。ヨシの陰にはもう1羽いて、寄り添いながら羽繕いをしていました。つがいかな?


(きりぎりす)

2015年6月21日日曜日

カルガモのヒナ受難の日

今日は、一日でカルガモのヒナが3羽も死んでしまいました。
こんなことは、私が赴任して以降、記憶にありません。

最初の惨劇は、夕方5時ごろに起きました。

ヒナを2羽連れたカルガモのメスが、ヒナを襲っていました。
襲われているヒナは、なすすべもなく何度も噛み付かれ、息絶えて水面に浮かんでいました。
さらにこの母ガモは、ヒナ1羽の命を奪った後、
そばにいたもう1羽にも襲いかかり、あっという間に殺してしまいました。
ヒナが少しでも動いていると、徹底的に止めを刺す執拗さでした。




2羽目のヒナに激しく噛み付くカルガモの母親。
左手前には、先に襲われたヒナの亡骸が浮かんでいます。


















続けざまに2羽のヒナを殺した母ガモは、
わが子を連れて去っていきました。

この母ガモは、この後にも、
かなり成長したヒナ8羽の親子にも襲いかかっていたそうです。
なぜそこまで攻撃的なのでしょう。
子殺しはカルガモの生態として知られていることではありますが、
同種のヒナを相次いで殺すとは、なんとも過激な行動です。

殺されたヒナは、誰のヒナなのか分かりませんでした。
死体を回収したところ、ヒナには体格差があり、同じ兄弟なのかも疑問です。
親からはぐれた迷子なのか、それともこの母親が連れていた子だったのか。
謎だらけの事件です。

カルガモの子殺しは、生息地が過密になると見られる行動といわれていますが、
水鳥公園の27ヘクタールの面積では、
今園内で暮らしているカルガモの親子たちにとって窮屈ということなのでしょうか。
昨年に続いて、今年もカルガモの子殺しが起きてしまいました。



そして閉館時間を過ぎた17:40ころ、
今度はオオタカの若鳥がカルガモの親子を襲い、ヒナ1羽を捕食しました。

襲われた親子は、オオタカがヒナを食べている間、
そこから少し離れた場所で右往左往していました。

















カルガモのヒナを食べるオオタカ。
近頃、毎日のように現れていたのは、
これが目当てだったのかもしれません。



水鳥公園のアイドルとして、
これからたくさんの方に観察して頂きたかったカルガモのヒナが、
相次いで3羽も失われてしまうとは、とても悲しいです。

(きりぎりす)

2015年6月20日土曜日

ちょっとそこまでお買い物?

近頃、カルガモの親子が続々と現れるようになり、とても観察しやすくなりました。

今日、ネイチャーセンターから確認できた親子は、
ヒナの数と大きさを目印に記録したところ、
ヒナ2羽、5羽(母親色白)、5羽(母親ガングロ)、7羽、8羽(ヒナ小)、8羽(ヒナ大)、9羽
の計7組でした。
このほかにも、数日前に11羽の親子も確認されているので、
少なくとも8組以上はいるようです。

今日はネイチャーセンター前浜で、カルガモ親子の珍事がありました。

















前浜右手の島でお休み中のヒナ5羽の親子。
同じくヒナ5羽を連れた親子がいますが、こちらは母親が色白な方です。
寒いのか、ヒナたちは母親のおなかの下に競い合うように潜り込んでいて、母親も翼でヒナたちを抱きかかえていました。
















しばらくすると、母親が立ち上がって警戒し始めました。
周囲を見てみましたが、何を気にしているのか分かりませんでした。
そして突然、母親はヒナたちを置いて、北西方向に飛び去ってしまいました。
17:07の出来事です。

















置き去りにされたヒナ5羽。
しかし、ヒナたちは全くうろたえることなく、身を寄せ合って昼寝を続けていました。
お母さんはどこに、何のために飛び去ってしまったのでしょう?
ちゃんと帰って来るのか、心配です。

















母親不在のヒナたちに、マガモのオスが急接近!
どうなるかヒヤヒヤして見ていましたが、
幸いにもマガモは何もせず通り過ぎていきました。




そして、このまま17:30の閉館時間を迎えました。


閉館後、このヒナたちが気になって17:46に様子を見たところ、
いつの間にか母親が戻ってきていました。これで一安心です。
それにしても、母親の外出は何だったのでしょう?

母親が飛び立つ前に、

母「ちょっとそこまでお買いものに出てくるから、ここで大人しく待っていなさいね!」

ヒナたち「は~い!」

という感じのやりとりがあったのかな?



今日は、一日中カルガモ親子がどこかに現れている感じでしたが、
特に開館直後と夕方に、よく前浜に現れていたような気がします。

今が旬のカルガモ親子。ぜひ会いに来てくださいね~♪


6月18日にご紹介したクロハラアジサシは、昨日、今日と現れませんでした。
今季のクロハラアジサシは、なかなか居ついてくれません。



●今日の鳥
キジ雄1、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ雄1、オナガガモ、オカヨシガモ雌1、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ雄1、スズガモ雌1、カイツブリ、キジバト1、カワウ2、ダイサギ1、バン1、オオバン7、アオアシシギ1、トビ2、ハシボソガラス6、ハシブトガラス2、ヒバリ3、ツバメ50+、オオヨシキリ、セッカ、ハクセキレイ成鳥1幼鳥1、ホオジロ雄1、ドバト1

●その他いきもの
タヌキ1、アカミミガメ11+、クロスジギンヤンマ雌産卵1(メダカ池) ほか

(きりぎりす)

2015年6月18日木曜日

クロハラアジサシが3羽きました

今年の春は、クロハラアジサシがあまりやってきてくれません。

毎年春になると普通に飛んでいるので、あまり珍しい印象がないのですが、
姿が見えないとさびしいものです。

今日は、ネイチャーセンター前に立ててある短い杭の先に、
クロハラアジサシが3羽止まっていました。
ようやくこの時期らしい光景が見られて、ほっとしました。


















ぎりぎり20倍の望遠鏡の視界に2羽収まりました。
こんな感じで杭先に止まって休んでいます。
この2羽以外に、別の杭にも1羽とまっていました。

















おなかが黒いのでクロハラアジサシ。
体全体が黒いハジロクロハラアジサシもやってくるのですが、
今季はまだ見ていません。

また、近頃オオタカの若鳥が毎日確認されています。
しかし、今は樹木の葉が茂っているので、止まっている姿が見える機会は少ないです。

(きりぎりす)

2015年6月12日金曜日

カルガモ親子情報20150612

現在の園内のカルガモ親子の状況をお知らせします。

これまでに、ヒナ2羽、8羽、9羽、10羽の
計4組の親子が確認されています。

その中で、ヒナ8羽の親子が最も出現頻度が高いです。
たぶん、最初に現れた親子だと思います。
ヒナはもうかなり成長していて、かわいらしさが失せてきました(笑)。

さて、明日はカルガモ親子の観察会です。
そこで、どのようなコースを歩こうか下見を行ったところ、
新たにヒナ6羽、11羽の2組の親子を発見しました。
これで園内で見つかった親子は6組です。
明日の観察会本番でも姿を見せてくれることを期待しましょう。

6月の自然観察会「カルガモの親子を探そう!」は、
13:30~15:00開催です。天気はよさそうですが、暑さ対策が必要です。
暑さ対策と水分補給の準備を整えて、是非ご参加くださいませ。


居残りコハクチョウは、
昨日から姿が見えません。また旅に出たようです。

(きりぎりす)

2015年6月6日土曜日

タヌキが登場!

今日は、新たなカルガモの親子が確認されました。

幼い雛を9~10羽連れた親子が遠くを泳いでいました。
しかし残念ながら、遠すぎて写真は撮れませんでした。

すでに確認されている、雛2羽と8羽の親子は健在です。
これで親子は3組になりました。

















雛2羽の親子。
この親子にもオスのカモ(中央手前)が付きまとっています。

















雛8羽の親子。
こちらは近頃、緊張感に欠けていて、
雛だけで親鳥を置き去りにして泳いでいたり、
親鳥の後を2~3羽しかついて来ず、
ずいぶん後ろから残りの雛たちがのんびりと出てきたりしています。

こんな調子で大丈夫かな~?

















今日の一番の珍客はタヌキです。

はじめは遠くの観察小屋前で、しきりに地面を掘って何かを食べていました。
現地に行ってみると、カメの卵を掘り当てて食べた跡がありました。
鼻がいいんですね~。


ネコの気配がなくなって安心したのか、
今朝はキクガシラコウモリが帰ってきていました。
ネコに食べられていなくてよかったです。

(きりぎりす)

2015年6月5日金曜日

今日のカルガモ親子

今日は、この時期にしては驚くほど涼しい(というか肌寒い!)一日でした。
お昼頃から雨が降り続く中、今日もカルガモ親子が姿を見せてくれました。


こちらは、毎日姿を見せてくれているヒナ8羽の親子。
かなり大きくなってきました。
今日も8羽全員そろっていて一安心です。

















こちらは新顔の親子で、ヒナは2羽です。
ヒナはまだ生まれて間もないようで、
とってもちっちゃくてかわいいです。

これで、現在のところ2組の親子がいるのが確実です。
なかなか新たな親子が増えません~。


今月から、水鳥公園の外側の堤防の除草作業が始まり、
昨日は職員による園内の岸辺の草刈りも行いました。

居残りコハクチョウが水曜日から姿が見えなくなり、
草刈りに驚いて出て行ってしまったのかな、と心配しましたが、
今日再び現れ、草を刈りたての岸辺でくつろいでいました。


今日は絶好のツバメ日和で、
数百羽のツバメ類が池上空を飛び交っていました。
ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ショウドウツバメが確認できました。

キクガシラコウモリは、3日の夕方から姿が見えなくなりました。
トレイルカメラの記録映像を確認すると、
最後に記録されていた動画で、ゴソゴソという物音とネコの声が聞こえました。
ネコの気配を嫌って出て行ってしまったようです。

(きりぎりす)