2016年1月30日土曜日

暗い~早朝開館7:00~


米子水鳥公園の今朝の早朝開館の様子です。
7:30頃
まだ雲が厚く、今朝は暗いままです。
 
ネイチャーセンターの目の前に30羽ほどのコハクチョウが集まって寝ています。



それでも今朝は、7:45分から8:20頃までにほとんどのコハクチョウが飛び立っていきました。

2016年1月29日金曜日

季節外れのヒクイナが現れた!

今日は一日中雨が降りっぱなしでした。
そんな中、トラツグミを探していると、意外な鳥が出てきてビックリ!

















何と、ヒクイナがいました!
ヒクイナは本来夏鳥で、水鳥公園で1月に現れた例はありません。今の時期はクイナがいるべきであって、ヒクイナは季節はずれです。
暖冬で南下せず、さりげなく越冬していたのかな?
そういえば、私は今季、クイナを見ていません。


















ネイチャーセンター右手の草地に、変な物体を発見。
何だこりゃ?


















ハイイロチュウヒのオスでした。
水鳥公園内でハイイロチュウヒのオスが地上に降りている光景はなかなか見られません。


















 トラツグミは今日も健在です。
ようやく証拠写真は撮れましたが、暗い雨の中で距離も遠く、いまいち。
またチャレンジしましょう。

(きりぎりす)


2016年1月25日月曜日

新着鳥情報!20160125

一面銀世界になった米子水鳥公園に、新着の鳥が確認されました!

















新着の鳥その1
ケアシノスリ幼鳥。
2年連続の飛来です。写真中央やや上にいるのですが、分かりますか?
常連のお客様が撮影した写真を見せて下さったのが最初だったのですが、後にネイチャーセンターから最も遠い場所にとまっているのを職員が確認しました。

新着の鳥その2
トラツグミ。
それほど珍しい鳥ではないのですが、実は米子水鳥公園初記録です。
これで218種類目。外来種を含めると221種類目です。
残念ながら撮影できませんでした。後日リベンジを目指します。

















おまけその1
ミヤマホオジロ。
昨年4月に初確認された、水鳥公園のニューフェースです。
今日、ようやく園内で初めて撮影できました。

















おまけその2
オオハクチョウ18羽(うち幼鳥2)
今年は中海に多く飛来していて、今日は中海中のオオハクチョウほぼすべてが園内に集まっている感じです。
朝いた成鳥14羽に、15時前ごろ成鳥2幼鳥1が合流。さらに、どこからか幼鳥1羽が現れて、合計18羽になりました。


明日は休館日ですが、明後日以降、ケアシノスリやトラツグミなど、気になる鳥を探す楽しみが増えましたね~♪

(きりぎりす)

別世界!

















最強寒波が到来して二日目。
出勤してみると、園内の風景が別世界でした!



















池の殆ど(95%以上?)が凍っていて、カモ類の姿はほとんどありませんでした。
ネイチャーセンター前の浅瀬には、シャーベット状の雪に囲まれて、
コハクチョウたちが眠っていました。



















コハクチョウたちは氷漬け状態です。



















米子とは思えない光景です。
山陰地方の平野部は雪が少ないので、雪景色の中のコハクチョウはなかなか見られません。



















突然の大寒波に、コハクチョウも興奮気味?
あちらこちらであいさつやケンカを繰り返していました。



















砕氷船のごとく、仲間がお腹で氷を割りながら泳いだ後を伝って、ハクチョウたちは凍った池を一列になって泳いでいます。



















 オオハクチョウが14羽いました。



















凍った水面を蹴って飛び立つコハクチョウ。



































飛び立ったコハクチョウは園外へ飛び去らずに、まだ凍っていない水面や、ネイチャーセンター右手の「お昼寝広場」に集まって過ごしています。
今日は田んぼで食事するのをあきらめています。



近頃、水鳥公園をねぐらとするコハクチョウは60羽くらいでしたが、今朝は約180羽いました。この寒波で他の場所から引っ越してきた個体が多いようです。
さらに、オオハクチョウ14羽、コブハクチョウ9羽を合わせて、3種類200羽以上のハクチョウがいます。

今日は、いつも群れているカモ類がほとんどおらず、ハクチョウ類ばかりが居て、さらにそれらの殆どがネイチャーセンターのそばに集まっているという、絶好のハクチョウ観察日和です。

今日も厳しい気候ですが、水鳥公園にお越し頂ければ、10年に一度くらいの素晴らしい光景が楽しめますよ~♪

おまけ:
園内でトラツグミ1羽を見つけました。水鳥公園初記録です。

(きりぎりす)

2016年1月24日日曜日

点滅する氷のキノコ

今日は寒すぎて、なかなか見られない珍風景が楽しめます。

















ネイチャーセンター前浜の枯れヨシに、氷の塊がついています。
水に浸かっていないと白く見えますが、
波をかぶると透明になるので、
まるでイルミネーションのように
氷のツブツブが点滅しているように見えます。


















氷の粒を拡大してみると、まるでキノコのようです。

















岸辺で点滅する、氷のキノコたち。

(きりぎりす)

ヒエ~!

現在、最強寒波真っ只中の米子水鳥公園。
女性トイレの洗面台がこんなことになっていました。


写真で見ると、普通に水が流れているように見えますが、実はこれ、凍っています。
昨晩から凍結防止のために水を流していたのですが、まさかこんなことになるとは(笑)。



















流れている水に指で触れると、普通ならこうなりますね。




















ところが、これはつららになっているので、指で触っても変化がありません。まさに時間が止まっているかのような光景です。














なかなか見られない、ヒエ~!な珍風景でした。

(きりぎりす)

最強寒波到来!

ただいま、数年に1度という最強寒波が到来しており、
鳥取県は全国で最も寒い地域になっているようです。

そんな中で過ごしている園内の鳥の様子をご紹介します。
















朝6:45の様子。
西からの強烈な寒風を避けて、カモやハクチョウたちはネイチャーセンター前左手の浅瀬に群れていました。ここはライブカメラに映りません。
















望遠鏡が並ぶ真下に、オナガガモとコハクチョウが群れています。
















アメリカコハクチョウとコハクチョウとの交雑個体も2羽いました。


















吹雪で田んぼに出かけるのをあきらめ、丸くなっているハクチョウたち。
こうなると種類が分かりにくくなりますが、
丸くなっているコハクチョウとコブハクチョウを見分けるポイントをご紹介します。

















これがコハクチョウの寝姿。
この姿を基準として見慣れておきましょう。

















そして、こちらがコブハクチョウの寝姿。
コハクチョウと比べると大きくて横長。
尾羽が長く斜め上に突き出るのが特徴です。
目先が黒いのもポイントです。

















 コハクチョウとツクシガモが一緒にいるのは、
山陰地方ならではです。

















ネイチャーセンター付近に群れるオナガガモの中には、さりげなくトモエガモも混じっています。


このように大雪の時は、絶好の冬鳥観察日和なのですが、
人にとっては厳しい条件です。
その困難を乗り越えてこそ、素晴らしい鳥との出会いが味わえます。

雪道の事故や風邪をひかないようご注意の上、
野鳥観察に出かけてみてはいかがでしょう。

(きりぎりす)

2016年1月23日土曜日

オナガガモの婚活シーズンはじまる

米子水鳥公園名物?のオナガガモの婚活が見ごろを迎えました。

今季最強寒波が接近している中、園内のオナガガモたちは、あちらこちらで求愛活動に励んでいます。






























1羽のメスを取り囲み、池の上空を飛び交うオスたち。


















 水面でも、1羽のメスをオスが取り囲んで、求愛ディスプレイを披露。
左から2羽目のオスが、右端のメスにアピールしています。

















ネイチャーセンター前浜には、オオバンがよく上陸するようになりました。

















観察ホールの窓際に立って下を見ると、オオバンたちが散らばって食べ物探しをしています。みんなでまとまって上陸したり入水したりを繰り返す様子が面白いです。
個性的な足にも注目!


●鳥の近況:
コハクチョウ 17:00以降に約60羽がねぐら入り
マガン    18:00頃に約600羽がねぐら入り
ヒシクイ   約10羽ねぐら入りしていると思いますが、暗くて観察困難!
ツクシガモ 今日は14羽います
トモエガモ 今日は10羽います
オナガガモ 今の最大勢力・1200羽以上います
タシギ    11羽が前浜左手の島に群れていました
ヒヨドリ   5羽以上がクロガネモチの実を食べにきています
コブハクチョウ 今日は10羽います。近頃6~9羽が常駐しています
など、36種・約2000羽。

(きりぎりす)

2016年1月21日木曜日

米子水鳥公園絵画コンクール展はじまる

毎年恒例の「米子水鳥公園絵画コンクール展」が今年も始まりました。
今年で第21回となります。

小学生が描いた元気いっぱいの作品が多数展示されています。

今年も、米子水鳥公園友の会の皆さんに展示作業の協力をいただきました。
改めて感謝申し上げます。



















2016年1月18日(月)~31日(日)まで、大人のお客様は投票審査に参加できます。
気に入った作品の番号をひとつ選んで投票用紙に記入して、投票箱に入れていただければOKです。
上記の期間中に、一人につき一票だけ投票できます。
展示は、3月7日(月)までです。

オオハクチョウ13羽飛来!

17日の午後に、オオハクチョウが13羽飛来しました。
















池を泳ぐオオハクチョウたち。このまま日が暮れました。



そして翌日、オオハクチョウ13羽は無事水鳥公園で夜を明かし、安来方向へ飛び去りました。



















細身の体型と大きな体が見事で、コハクチョウよりもカッコいいです。


中海周辺では、コハクチョウ1000羽の中に数羽しか見られないオオハクチョウが、13羽もまとめて見られるのは珍しいです。
ところが近年、オオハクチョウの飛来数が増えてきているように感じます。

このオオハクチョウたちはどこからやってきたのでしょう?
先週、安来の田んぼで採食しているコハクチョウの群れの中に、十数羽オオハクチョウが混じっていたので、その一部がやってきたのかもしれません。

(きりぎりす)

2016年1月11日月曜日

チョウゲンボウの落し物

12月25日の記事でもご紹介しましたが、
この冬は、ネイチャーセンターにチョウゲンボウがねぐら入りしています。
















ねぐらの下に落ちていたペリット。
詳しく調べていませんが、黒灰色のネズミの毛と骨が主成分のようです。
このチョウゲンボウは主にネズミを食べて暮らしているようです。

※ペリットとは、主に肉食の鳥が消化できないものをまとめて吐き出したものです。
例えば、
魚食の鳥の場合は、魚の鱗や骨、
鳥や獣を食べる鳥の場合は、毛や羽毛・骨、
昆虫食の鳥の場合は、昆虫の外骨格、
が主成分となります。

過去に園内で回収したトラフズクのペリットと、大きさ、成分ともによく似ています。
両種とも似たような食生活を送っているのですね。






















ねぐらの真下には、糞がたくさん落ちていて、ペリットが点々と散らばっています。
あ、ペリットを回収する前に撮影しておくべきでした。
また今度の課題ということで。






















チョウゲンボウは、ネイチャーセンター軒下に張り出している四角い梁をねぐらにしています。かなり暗くなってから帰って来ることや、見えない位置にとまるので、観察・撮影は不可能です。

チョウゲンボウの落し物をみることで存在を感じ、そっと見守りましょう。

(きりぎりす)

2016年1月7日木曜日

ヘラサギが帰ってきました!

今朝、出勤して何気なくネイチャーセンター前浜を見ると、
ヘラサギが歩いていたのでびっくりしました。
















今季はまだ前浜を歩いてくれたことが無かったのに、
久しぶりに姿が見られたのが前浜だったので、意表を突かれました。















意表を突かれたのはヘラサギの方も同じだったようで、
私と目が合ってしばらくしたら飛び立ち、
周囲を飛び交ってから、いつもの500m先の島に舞い降りました。

私にとっては先月21日以来の再開でしたが、
お客様情報によると、閉館日だった5日にも居たとか。

11:00現在姿が見えませんが、まだ近くに居るようです。
またの登場に期待しましょう。






ツクシガモは、安定してネイチャーセンターそばで姿を見せてくれています。
オスはおでこに小さなコブが出てきました。

(きりぎりす)