2016年1月11日月曜日

チョウゲンボウの落し物

12月25日の記事でもご紹介しましたが、
この冬は、ネイチャーセンターにチョウゲンボウがねぐら入りしています。
















ねぐらの下に落ちていたペリット。
詳しく調べていませんが、黒灰色のネズミの毛と骨が主成分のようです。
このチョウゲンボウは主にネズミを食べて暮らしているようです。

※ペリットとは、主に肉食の鳥が消化できないものをまとめて吐き出したものです。
例えば、
魚食の鳥の場合は、魚の鱗や骨、
鳥や獣を食べる鳥の場合は、毛や羽毛・骨、
昆虫食の鳥の場合は、昆虫の外骨格、
が主成分となります。

過去に園内で回収したトラフズクのペリットと、大きさ、成分ともによく似ています。
両種とも似たような食生活を送っているのですね。






















ねぐらの真下には、糞がたくさん落ちていて、ペリットが点々と散らばっています。
あ、ペリットを回収する前に撮影しておくべきでした。
また今度の課題ということで。






















チョウゲンボウは、ネイチャーセンター軒下に張り出している四角い梁をねぐらにしています。かなり暗くなってから帰って来ることや、見えない位置にとまるので、観察・撮影は不可能です。

チョウゲンボウの落し物をみることで存在を感じ、そっと見守りましょう。

(きりぎりす)