2016年11月30日水曜日

ツクシガモ、ウミアイサ、トモエガモ!

今日は、目の前にいろいろな鳥がやってきました。


ツクシガモが1羽

















ウミアイサは3羽

















トモエガモは65羽を確認しました。














(ポタちゃん)

2016年11月27日日曜日

デジタル・マイクロスコープお披露目

米子水鳥公園に新しい機材がやってきました。
デジタル・マイクロスコープです。



このようにステージに羽根を置くと、


















拡大してモニターに映すことができます。
画質は大変良く、静止画や動画の撮影もできます。


国際ソロプチミストスワン米子の皆さんが、
会の設立20周年を記念して、米子水鳥公園に寄贈いただきました。
レンジャー・カウンターの横に設置したり、
観察会で利用したりして、有効活用させて頂きます。


国際ソロプチミストスワン米子の皆様、
ありがとうございました。
















贈呈式の様子(2016年11月17日)




今日は、雨模様

昨日の快晴から一転、
今日は、雨模様の米子水鳥公園です。


今日の午後に子ども自由研究発表会を開催します。

今年はどんな発表があるか楽しみです。

2016年11月26日土曜日

今日で最後!

飛行船によって、日中の採食が妨げられているコハクチョウたち。
















今日も、飛行船が西へ飛んで行った直後、
9時ごろから続々と飛来してきました。
まだほとんど食事ができていないのに逃げてきたことになります。
その数、約280羽。
これほど連日充分な食事ができない状態が続いて大丈夫なのでしょうか。

今朝、水鳥公園で夜を明かしたのは132羽だったので、
早朝よりも倍以上にぎやかになりました。

















雪化粧をした大山とコハクチョウの群れが同時に見られるのは、とても珍しいです。
それが飛行船の影響で見られるとは、なんとも皮肉なものです。

















今日はオナガガモがどんどん飛んできて、2500羽くらい集まりました。
オナガガモの群れはネイチャーセンター寄りに集まっていて、
その中にはトモエガモの姿があちらこちらに見られました。
少なくとも63羽はいました。
今日はトモエガモが近距離で、かつ光線具合もよく、
輝くともえ模様が観察できました。

















マガンおよそ130羽が、14:30頃にお昼寝に飛来。
かなり遅めのお昼寝です。

















マガンが飛来した直後、水鳥公園の直近をヨットが横切り、
突き出したマストに園内の鳥たちが恐れて大騒ぎ。
左側に一斉に移動しはじめました。

















神経質なマガンは、せっかくお昼寝に来たというのに、
再び安来方面に逃げてしまいました。

このように、水鳥たちにとって、
飛行船やマストなど、大きなものが横切るのはとても怖いことなのです。
水鳥たちはとても繊細です。
















近頃、ネイチャーセンター正面左手のドーナツ型の島に、
オオタカの幼鳥が頻繁にやってきます。
お陰様で、かなり近距離でオオタカを観察できます。

















16時すぎから続々と飛び立つコハクチョウたち。
ねぐら入りまでわずかな時間しか残っていませんが、
それでも少しは食事をしようと思っているようです。

恐らく、これらのコハクチョウは安来のふゆみず田んぼで眠るので、
暗くなっても水鳥公園に帰ってくることはないでしょう。

飛行船は山口に向かって移動していったので、
コハクチョウは明日からようやく、
平穏な暮らしに戻れる見込みです。
つまり、水鳥公園がコハクチョウで賑わうのは今日が最後でしょう。

再び水鳥公園がコハクチョウで賑わうのは、
北帰行が始まる1月下旬から2月上旬の見込みです。

(きりぎりす)

米子水鳥公園で鳥インフルエンザウィルスを確認

平成29年1月4日24:00をもって立ち入り制限を解除します。


平成28年11月20日に米子水鳥公園で保護した2羽のコハクチョウから鳥インフルエンザウィルスが確認されました。※高病原性であることが、確定しました。(11月30日)
当公園では、鶏舎へ鳥インフルエンザウイルスが拡散することを防ぐため、

①野鳥の生息域への進入禁止(以前から実施済み)
②園内入口に消毒マットを設置(以前から実施済み)
③生息域に入った後の消毒の靴の消毒
④ネイチャーセンター奥への園路の立ち入り禁止

しばらくの間、園内のメダカ池とジュニアレンジャーの森から奥を閉鎖致します。
そのため、申し訳ございませんが、
メダカ池、ジュニアレンジャーの森、水鳥観察桟橋は、現在利用できません。

立ち入り禁止が解除されます。ご協力ありがとうございました。

















※今朝の米子水鳥公園の様子

 
なお、バードウォッチングによって、
人間が鳥インフルエンザに感染することは考えにくいので、
どうぞご安心ください。

鳥インフルエンザに関しては、環境省のホームページをご覧ください。

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/

2016年11月25日金曜日

あれ?24日までだったのでは?
















今朝の大山。
頂上付近に大山の形に沿っている面白い形の雲がかかっていました。
まるで大山が雲の三角帽子をかぶっているみたいです。

















7:00頃から続々と飛び立つコハクチョウたち。
今朝いた116羽のうち、大半は南部町方面に向かっていました。

コハクチョウたちは池の奥(東端)に群れていて、
マガン80羽、ヒシクイ7羽もいたのですが、
いつもいる池の南側ではなく、
なぜか北側寄りの水面に群れていて不自然でした。
何かあったのでしょうか。
















どこからともなく飛んできて、前浜の島に舞い降りたクロツラヘラサギ。
ついこの前まで左翼を骨折していた鳥とは思えない回復ぶりです。

飛べるようになったことを喜んでいるかのように、
園内のあちらこちらに飛び移っていました。

















今朝はオオハクチョウが6羽いました。
今季最多数です。


さて、飛行船のイベントは昨日までのはずだから、
やっとコハクチョウの安息の日々が戻ってきた、
と思っていたら、またまた飛行船が登場。

11:20以降、安来方向からコハクチョウの群れが続々と約280羽、
逃げ帰って来ました。


















































































イベントが終わり、これから新たな東のイベント会場に移動するのか、と思いきや、
水鳥公園の東側の米子市街地上空をぐるぐると航行。
かなり長時間、水鳥公園付近を飛び回りました。
コハクチョウたちも迷惑顔のようです。

とはいっても、コハクチョウが水鳥公園にいる間は、
付近を飛行船が飛んでいても比較的落ち着いていました。
やはり水鳥公園はコハクチョウの安息の場のようです。
問題は、安来の採食地から見える場所を飛行船が飛ぶ時のようです。

こちらの配慮もお願いしようと思います。

(きりぎりす)

2016年11月24日木曜日

大山が雪景色!

いよいよ寒波が入ってきました。
ほんの一瞬の晴れ間に写真を撮れました。

これからは「弁当忘れても傘忘れるな」の季節ですね。



ヒシクイ7羽


2016年11月22日火曜日

放鳥したクロツラヘラサギが採食を始めました

放鳥したクロツラヘラサギが
夕方になり、採食を始めました。




佐賀で講演をしてきました

佐賀県で開催された「有明海干潟サミット」~ ラムサール条約湿地登録から見える干潟の魅力

に参加してきました。中海のように有明海は4つの県にまたがる湿地で
湿地連携のよい事例紹介となるといいと思いました。
講演タイトル

「湿地を守る人々の思いをつなげるには~中海・米子水鳥公園での取り組み」神谷 要(米子水鳥公園)

















http://www.ariakekai-gururin.net/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0-1/%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/news-summit2016/

ページ参照
有明海干潟サミット2016
= ラムサール条約湿地登録から見える干潟の魅力 =
日時: 2016年11月20日(日) 13:30~16:30
会場: 佐野常民記念館 多目的室
     (佐賀市川副町 世界遺産「三重津海軍所跡」隣)
セブン‐イレブン記念財団の環境市民活動助成を受けて実施します
「有明海干潟サミット2016」の開催まであと一ヶ月となりました。
関係者の皆様のご協力で、基調講演・研究発表・パネルディスカッションも決まりました。
皆様のご参加をお待ちしています。

クロツラヘラサギの放鳥

先日、米子水鳥公園で保護されたクロツラヘラサギが放鳥されました。
怪我も治り、無事に飛んでいきました。



2016年11月21日月曜日

ウミアイサ6羽!

今日の16:30頃、園内にウミアイサが6羽いました。
中海ではそれほど珍しい鳥ではありませんが、
数は少なく、出会えるとうれしい鳥の一つです。

近頃毎日、園内にメスが数羽見られるのですが、
今日の6羽は、水鳥公園の過去最多記録です。


水鳥公園で見られるアイサ類はミコアイサが主で、
ウミアイサは稀、カワアイサは極稀な鳥です。
しかも、そのほとんどはなぜかメスばかりで、
オスは超レアです。今回もメスばかりでした。
















池の中央部を泳ぐウミアイサのメスたち。
なんだか落ち着きがないので、
そろそろ飛ぶかな?と思っていたら…。

















案の定、中海の南西方向へ飛び去ってしまいました。


今日は一日中コハクチョウの数が少なく、
夕方にねぐら入りしたのもごくわずかでした。

昨日、安来のふゆみず田んぼの水張りが始まったと聞いているので、
いよいよ安来に引っ越してしまったようです。
これからしばらくの間、コハクチョウが少なくて寂しくなります。

なお、今日は飛行船の影響は全く感じませんでした。

(きりぎりす)

2016年11月20日日曜日

飛行船の影響続く

本日10:20過ぎに、中海の南岸上空を飛行船が西に航行した直後、
コハクチョウが続々と帰ってきました。


















池中に散らばるコハクチョウの総数約380羽。
中海のコハクチョウの2/3くらいがやって来たことになります。
なお、今朝水鳥公園で夜を明かしたのは約140羽でした。
帰って来たコハクチョウの群れの中には、
オオハクチョウ1羽、マガン7羽も混じっていました。

飛行船の運航については最大限の配慮がされており、
人間側にはもう譲歩の余地がありません。
あとはコハクチョウたちに我慢してもらうしかない、かな?

















その場に居合わせたお客様からは、
コハクチョウの大群が続々と舞い降りる光景に
歓喜の声があがっていました。

コハクチョウには、もうしばらく大変な日が続きそうです。
















しかし、今日のコハクチョウは、ちょっと様子が違います。
11:30頃、再び安来に向けて飛び立つコハクチョウが現れたのです。
連日の飛行船の出現に、ちょっと打たれ強くなってきたかな?

(きりぎりす)

2016年11月19日土曜日

目の前にトモエガモが!と思ったら…

常連の小学生のIくんが、
「目の前にトモエガモがいますよ!」
と教えてくれたので、どれどれ、と探してみると、
本当に目の前、というか真下にいました。

でも、なんだかちょっと変。


















トモエガモにしては細長い体型で体も大きめ。
顔のともえ模様がウソくさい。
胸の両脇の白い横線が無い。
というわけで、トモエガモとオナガガモとの交雑個体のようです。
これまでに様々な交雑ガモを観てきましたが、
私自身、初めて見る姿です。

カモ図鑑によると、この姿の交雑ガモは比較的よく見られるそうです。

















交雑ガモは、両親のどちらかの種類の群れに混じって行動しているのを
よく見かけますが、この個体は単独行動でした。
オナガガモのオスにタックルされて、
ネイチャーセンター前浜から追い出されてしまいました。


今日のコハクチョウの様子は、普段どおりでした。
3日間満足に食事をしていなかったせいか、
早朝から安来の田んぼに出かけ、
真っ暗になるまで帰って来ませんでした。

落ち着きを取り戻しつつあるコハクチョウに一安心です。

(きりぎりす)

コハクチョウたち、今日は早起き

昨日は、200羽ほどのコハクチョウが

一日公園で水草やヨシの根を食べながら過ごしていましたが、

お腹がすいたのでしょうか

今朝は、6:30ごろから次々に飛び立っていきます。

7:30現在でほとんどのコハクチョウが安来の平野へ飛び立っていきました。

今日からは、日常に近い様子にもどりそうです。



ポタチャン




2016年11月18日金曜日

安来に行くのをためらうコハクチョウたち





一昨日、昨日と落ち着きがなかった中海のコハクチョウ。

今朝は約400羽が水鳥公園で夜を明かしていました。
正常な数です。
7時過ぎ頃から採食地への移動が始まりました。


最も心配だったのが、
採食に出かけたコハクチョウたちが早々と水鳥公園に帰ってくることでした。
しかし、今日は若干の飛来はあったものの、
これまでのような混乱はありませんでした。
飛行船の運航で善処して頂いた成果だと思います。
















13時頃の園内の様子。
出かけたコハクチョウが続々と帰ることはなかったものの、
安来の田んぼに移動せず園内に留まる個体が約250羽もいました。
今日は陽射しが暖かい晴天なので、
このような天候の際には、園内で一日のんびり過ごすことは時々あります。
それにしても、多く残りすぎです。

午前中は、全体の1/3程度のコハクチョウが池の北岸(中海の反対側)に偏っており、
中海南岸を飛ぶ飛行船を警戒していることが感じられました。
しかし、時間が経つにつれて徐々に中海側に移動し始め、
普段通りの場所で過ごす個体が増えました。
(通常、日中に園内で過ごすコハクチョウは、池の南岸に集まります)

まだ安来の採食地に行くことをためらっているコハクチョウたち。
ショックから立ち直るまでもう少し時間がかかりそうです。

















枯れかけのヨシの葉をかじるコハクチョウが何羽かいました。
普段はあまり見られない行動です。
採食地に行けなくなって3日目になるので、
さすがにお腹が空いてきたのでしょうか。



















14:50頃、再び飛行船が登場。
池の南岸で落ち着きつつあったコハクチョウが、
再び北岸に移動をはじめました。

















中海の南岸上空を飛ぶ飛行船。
飛行船を避けるように左へ移動するコハクチョウ。

















また北岸寄りに偏ってしまったコハクチョウ。
遠くを航行していても飛行船が怖いようです。
しばらくこのような生活が続く見込みです。



ところで、
今朝の鳥類標識調査では、
オオジュリン30羽のほか、ベニマシコが2羽捕獲できました。
鳴き声は聞こえていましたが、
実際に姿が見られたのは今季初めてです。

















ベニマシコの成鳥オス。
私自身、標識したのはこれが初めてです。

















一方、第1回冬羽オス。
こちらは何度か標識経験があります。
成鳥と比べると、色の鮮やかさに欠けます。


コハクチョウたちは、少しずつ落ち着きを取り戻しつつあります。
飛行船は24日まで安来市内に係留される予定だそうですが、
このままコハクチョウが通常の生活を取り戻しつつ、
飛行船のイベントも盛況に終わるといいですね。

(きりぎりす)

2016年11月17日木曜日

最後のレギュラー冬鳥ついに現る!

米子水鳥公園では今季、
ほぼレギュラーの冬鳥が出そろった感じですが、
あと1種類だけ未確認の鳥がいました。

それが今日の夕方に、ついに現れました!


















残っていた最後のレギュラー冬鳥、ハイイロチュウヒです。
しかも、シーズン中観察機会が少ないオスが初認とは、
ちょっと驚きです。
他の場所ではすでに観察されていましたが、
なぜか園内には現れていませんでした。


私はこの鳥(オス)とは縁がありません。
これまでに何度か決定的な撮影チャンスがありました。
しかし、ことごとく様々なトラブルに見舞われ、
(バッテリー切れ、メモリー切れ、CF未挿入、超極端な露出設定だった、などなど…)
開園後20年経っても、いまだにきちんと撮影できません。
これほどまでに撮影トラブルに見舞われる鳥は、ハイチュウ雄だけです。

今回も絶好のチャンスでしたが、
暗かったうえにプラスの露出補正がかかったままだったため、
シャッタースピードが足りず、満足いく結果が得られませんでした。
せっかく目の前をゆっくりと横切ってくれたのに…。

それでも、これまでで最もマシな写真が得られました。


徹底してハイチュウ雄の決定的なチャンスに弱いきりぎりす。
修行が足りませんね。

(きりぎりす)