2017年7月29日土曜日

餌の受け取りはできません

毎年、お米の収穫時期が近づいてくると、
鳥の餌に、と古米の提供のお申し出のお電話や、
古米を持って来られる方がいらっしゃいます。

とても有難いご厚意なのですが、
米子水鳥公園では、園内の野鳥に餌を与えておりません。
そのため、古米などの餌を受け取ることができません。
何卒、ご了承ください。

給餌に関する諸問題(日本野鳥の会リンク)

当園の鳥インフルエンザの対策など


米子水鳥公園 館長

2017年7月17日月曜日

夏休みのイベント開始(メダカ採り大会)

米子水鳥公園では、夏休みたくさんのイベントを実施しています。
今週末は、第一弾のメダカ採り大会を実施しました。





 








最近、日本のメダカは二種類になったり、飼育品種のヒメダカの遺伝子が野生のメダカに確認されたりと、環境問題を考える上で、身近で良いテーマです。

 皆さんもぜひ夏休みの自由研究にいかがでしょうか?

米子水鳥公園では、夏休み期間中様々なイベントを実施しています。

ぜひ、ご参加ください。




Skypeで第七回沖縄こども環境会議とつながる!!


 沖縄県のラムサールサイトである漫湖(漫湖水鳥・湿地センター)とインターネット回線(Skypeで交流しました。漫湖水鳥・湿地センターでは、沖縄のラムサールサイトが集まる第7回沖縄こども環境会議が開催中で、ここに集まったメンバーとつなぎ、沖縄の友達と日頃の活動の報告会をしました。沖縄には、ヤンバルクイナがいたり、クロツラヘラサギがたくさんいたり、マングローブの林があったりとても興味深い話が聞けました。
 また、中海と同様に埋め立て反対の運動があったことも知り、今ある自然を大切にしていかないといけないと感じました。

会の終了後、こどもたちは「沖縄へ行ってみたい!」と
口々にいっていました。         
















2017年7月15日土曜日

オバシギ・ コオバシギ 絵画コンペティション 2017

オバシギ、 コオバシギ 絵画コンペティション 2017
が絵画を募集しています。

米子水鳥公園も加盟しているEAAFP(東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップ)では、2017-18年を「オバシギ・コオバシギ年」として、急激に個体数の減少しているシギ・チドリ類、特にオバシギ(危機種)とコオバシギ(危急種)についての普及啓発を行っています。その中で、オバシギ、 コオバシギ 絵画コンペティション 2017を行い絵画を募集しています。




対象年齢:6歳~18歳(2017年8月31日時点)
賞品:コーワ望遠鏡、双眼鏡、パタゴニアバッグ、海外の美しい本など。
入賞作品は来年度のEAAFPのカレンダーに使わせていただきます。
締め切り:2017年8月31日(米子水鳥公園への提出は10日前までにお願いします。)
申し込み:韓国にある事務局へ送付
            East Asian-Australasian Flyway Partnership Secretariat,
            3F Bon-dong, G-Tower, 175 Art center-daero, Yeonsu-gu, Incheon 22004
            Republic of Korea
   米子市内・鳥取県西部の方は、米子水鳥公園においてまとめて韓国へ送付します。



詳細はこちらのページをご覧ください。
ウェブ(日本語):http://www.eaaflyway.net/our-activities/wmbd/wmbd2017/2017-knots-drawing-competition-jp/

チラシ(日本語):http://www.eaaflyway.net/our-activities/wmbd/wmbd2017/2017-knots-drawing-competition-jp/#flyer

エントリーシート(日本語):http://www.eaaflyway.net/wordpress/new/ouractivities/Campaigns/Entry_sheet_jp.docx

一人でも多くの子供たちや家族の方にオバシギやコオバシギのことを知ってもらい、いいカレンダーを作りたいと思っています。





2017年7月14日金曜日

米子松陰高校インターアクトクラブ

 本日は、米子松陰高校のインターアクト部の皆さんが、
活動においでになりました。
 大山で行われる交流会で紹介するための
バードコールづくりの企画運営について勉強されて行きました。

























最後に、きれいに会議室を掃除していただきました。
皆さんの企画がうまくいくことを祈っております。

草刈り作業の後に・・

 米子水鳥公園では、毎週木曜日の夕方に草刈り作業をしています。
今朝は、昨日草を刈った後に鳥たちが集まっていました。






















 
 
 
 
 



池の中の草を刈りこむ作業はとても暑くて大変でしたが、
鳥たちが利用している様子を見るとうれしくなります。

























タカブシギもやってきました。
こちらは、ちょっと気の早い渡りかな・・・

2017年7月12日水曜日

オオバンが巣作りを始めた!

本日、ネイチャーセンターからみて左手にあるドーナツ型の島で、
オオバンが巣作りをしているのが確認できました。

水鳥公園では、以前にもオオバンが巣材を集め始めたことがありましたが、
あくまでも模擬的なものであり、
本格的に巣作りをしているのが確認できたのはこれが初めてです。
















枯れヨシの茎を拾ってきて、















このヨシの茂みの中に集めています。
















そして、次の巣材集めや採食に出かけていく、
ということを繰り返していました。
発見者は職員Nです。








写真では分かりにくいので、こちらの動画をご覧ください。

さて、このまま抱卵、育雛まで発展するか、楽しみです。

(きりぎりす)

2017年7月9日日曜日

カルガモ親子の間違いを探そう!

次のふたつのカルガモの親子の写真をみて、間違いを探しましょう。















写真1 2017年7月7日撮影

















写真2 2017年7月8日撮影


さて、カルガモの親子に紛れている「間違い」は分かりましたか?
こうしてみると、カルガモの子は紛れている他種よりも
体が大きいですね。

今季は園内のカルガモ親子がとても多いように思います。
子殺しが起きておらず、
数組の親子が隣り合ってくつろいでいる光景が平和でいいですね。


















今日もメジロガモは健在です。
午前中は姿が見えないことが多いですが、
午後になるといつも前浜にやって来てくれるのがありがたいです。
いつまでいてくれるかな?

(きりぎりす)

職場体験の活動の成果




米子水鳥公園では、中学生の職場体験も受け入れています。
今回は、暑い中、水鳥の休息する場所を作るために草抜き作業をしてもらいました。






















暑い中とても大変な作業でした。






















でもそのおかけで、今朝は、草を抜いた場所でカルガモ親子が休んでいます。
職場体験に参加してくれた皆さん。ありがとうございました。

大雨でカイツブリの巣が上昇

昨日、紹介したネイチャーセンターの前に出来たカイツブリの巣は、今日も健在です。しかし今朝の大雨でずいぶん浮き上がってきました。昨日の写真と比べてください。
卵は、4個に増えたようです。
親鳥は、一所懸命に巣の増設中です。






2017年7月8日土曜日

カイツブリの巣に卵

米子水鳥公園のネイチャーセンターの前にできた
カイツブリの巣に卵がみえます。

















無事に孵ってくれればよいのですが・・・




















こちらは、すでに育雛に入っているカルガモ親子
ヒナが大きくなり始めました。

2017年7月7日金曜日

生息地内の草刈り 二巡目

米子水鳥公園では、植生の維持のため
生息地内の草刈りを年三回行っています。




















現在、二巡目の作業に入っています。
天敵が、鳥の砂州に侵入しないように
水路の草刈りやマガンの塒が草に覆われてしまわないように、
夏のうちに草を刈りこみます。






















作業前 水路が草でおおわれています。

















 作業中   


2017年7月6日木曜日

野鳥生活のステッカーを入荷しました!

















米子水鳥公園のショップに「野鳥生活」さんの
かわいいステッカーが入荷しました。
良かったら、ご購入下さい。

メジロガモ今日も現れました!

昨日夕方に見つかったメジロガモのメスは、
お昼前に再びネイチャーセンター前浜に現れました。










































若干気になるところはありますが、
今のところは純血個体として扱おうと思います。

(きりぎりす)

2017年7月5日水曜日

メジロガモのメス、か?

本日夕方、ネイチャーセンター前右手の小島に、
メジロガモのメス?がいました。
















2008年2月と2008年冬に確認された、
メジロガモのメスと思われた個体は、
のちにホシハジロとの交雑個体とわかりましたが、
この個体は背中やわき腹が一様に褐色で、
下尾筒も鮮やかに白く、
メジロガモ成鳥メスの特徴と合致しています。
夏に現れるところもメジロガモっぽいです。


























ただし、気になる点も。
メジロガモにしては大きく見えるくちばし、
くちばし基部に現れるという淡褐色斑が認められないこと、
嘴爪の黒斑がほとんど見られず、
くちばし全体が黒灰色をしていること、
喉のあたりが淡色であること、
に、やや違和感があります。

だからといって、交雑個体と仮定しても、
片親だろうと疑われる種類は思い当たりません。

翼の模様も見てみたいところですが、
この個体は座り込んだまま動かず、翼を見せてくれませんでした。
なんだか消化不良ですが、
純粋なメジロガモのメスだとすれば、かなり珍しいです。
更なる精査は、明日以降に持ち越しですね。

しかし、明日は14:30頃まで
ネイチャーセンター前で環境管理作業を予定しており、
前浜から鳥を追い払ってしまうことになります。
飛び去らずに園内に留まってくれることを祈ります。

→前浜の管理作業は、明日(7/7)に延期となりました。
今日10:45現在、姿は確認できていません。

(きりぎりす)

2017年7月2日日曜日

スッポンが2回も上陸!

11:17にネイチャーセンター前浜の岸辺に、
何やらうごめくものがいたので注目してみると、
スッポンが上陸してきました。

6月14日にも前浜にスッポンがいて、
それを捕獲して現在飼育展示中なのですが、
また現れるとはびっくり。

水鳥公園では、アカミミガメ以外のカメを見る機会は大変少なく、かつ上陸している姿を見るのはさらに珍しいです。
















よいしょ、よいしょと岸辺を這いあがるスッポン。
甲長は20cm弱くらいかな?

















陸に上がって頭を高く上げ、周囲を見渡すスッポン。
















しばらくすると、また池に戻ってしまいました。
入水する後ろ姿がなんともかわいい。
















陸では重そうに歩いていましたが、
水に入った途端、軽やかに潜っていきました。
















潜ったスッポンを見送った後、ふと横を見ると、
妙なポーズで柵にとまるカルガモを発見。
どこか調子が悪いのかな、と思ったら…。















しばらくすると、元気に飛び立ちました。
よかったよかった。
それにしても、このカモは何をしていたのでしょうか。
カルガモがあんな姿勢でじっとしているのは初めて見ました。















14:21に、再びスッポンが前浜に上陸。
午前中の個体と同じかどうかは不明ですが、
同じくらいの大きさでした。















しかし、せっかく上陸したのに、
何もしないで池に帰ってしまいました。

おそらく、このスッポンは産卵場所を探して上陸したのだと思います。
しかし、周囲が草だらけで穴を掘る適地が見つからず、
がっかりして帰ったのかもしれません。

それとも、
ネイチャーセンターの2階から注目していた私たちの視線が気になったのかな?
だとしたら、スッポンはかなり視力が良いということですね。
邪魔をしてしまったのなら、ごめんなさい。


噛みついたら放さない、獰猛な生きものと思われがちなスッポンですが、
実はとっても神経質で臆病な生きものです。
今度上陸してきたら、できるだけそっと見守ることにしましょう。

(きりぎりす)

2017年7月1日土曜日

冬のカモがひととおりいます

今日も、午後からネイチャーセンター前に
園内にいるカモたちが集まってきました。

顔ぶれを見ると、初夏なのに冬のカモ類のほとんどがいます。
















スズガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ。
ホシハジロはエクリプスですが、スズガモはまだきれいな繁殖羽です。


















マガモのエクリプス。
メスも居残っており、今季の繁殖はあきらめているのかな?

















オカヨシガモのエクリプス。
時々現れます。















ヒドリガモのオス。
まだ繁殖羽ですが、かなり色あせ気味。
















ホシハジロ、オナガガモ、コガモ、オオバン。
少し緊張気味なのは、
後ろにいるヌートリアの仔が気になっているからです。

















中海の暴君、コブハクチョウが現れると、
島でくつろいでいたカモの平穏なひとときはおしまいです。
避難体勢のカルガモや、緊張で縦長になっているオオバンに注目。
コブハクチョウの巨体もすごいですね。















ヌートリアも親子で登場。
カルガモの親子のように、親が仔を4匹連れて泳いでいました。


















今最もかわいいヒナ7羽の親子。
閉館後に前浜の柵でひと休み。





やはり、今の水鳥観察には15時以降がおすすめです。

カイツブリの巣は、昨日は2ヶ所しかありませんでしたが、
今日は4か所確認できました。
いずれも新築中で抱卵しているのは1か所だけのようです。
今後が楽しみです。

また、朝8時半ごろ、
第1駐車場(正門から数百メートルはなれた舗装されている駐車場)
周辺でヒクイナの声が聞こえました。
まだ今季は姿を見ていませんが、確かにいます。
見えるところに現れないかな~。

(きりぎりす)