2017年7月5日水曜日

メジロガモのメス、か?

本日夕方、ネイチャーセンター前右手の小島に、
メジロガモのメス?がいました。
















2008年2月と2008年冬に確認された、
メジロガモのメスと思われた個体は、
のちにホシハジロとの交雑個体とわかりましたが、
この個体は背中やわき腹が一様に褐色で、
下尾筒も鮮やかに白く、
メジロガモ成鳥メスの特徴と合致しています。
夏に現れるところもメジロガモっぽいです。


























ただし、気になる点も。
メジロガモにしては大きく見えるくちばし、
くちばし基部に現れるという淡褐色斑が認められないこと、
嘴爪の黒斑がほとんど見られず、
くちばし全体が黒灰色をしていること、
喉のあたりが淡色であること、
に、やや違和感があります。

だからといって、交雑個体と仮定しても、
片親だろうと疑われる種類は思い当たりません。

翼の模様も見てみたいところですが、
この個体は座り込んだまま動かず、翼を見せてくれませんでした。
なんだか消化不良ですが、
純粋なメジロガモのメスだとすれば、かなり珍しいです。
更なる精査は、明日以降に持ち越しですね。

しかし、明日は14:30頃まで
ネイチャーセンター前で環境管理作業を予定しており、
前浜から鳥を追い払ってしまうことになります。
飛び去らずに園内に留まってくれることを祈ります。

→前浜の管理作業は、明日(7/7)に延期となりました。
今日10:45現在、姿は確認できていません。

(きりぎりす)