2018年2月8日木曜日

やっと寒さが一段落?

今朝までは厳しい寒さが続いていましたが、
予報どおり午後はきれいに晴れて、暖かな日差しを浴びることができました。















7:30頃の風景。
コハクチョウは、ネイチャーセンター前の浅瀬を中心に、
およそ120羽が夜を明かしていました。

まだ積雪量が多く、池の氷もとけていないので、
ハクチョウたちは今日もねぐらで待機です。
















ネイチャーセンター前から池の南岸のお昼寝広場に
移動を始めるコハクチョウ。
胸で氷を割りながら前進する様子は、砕氷船そのものです。
















その後を、仲間が一列になって泳いでいく様子が面白いです。
















10:30頃、コハクチョウたちが田んぼへ移動を始めました。
お昼寝広場で丸くなっていたハクチョウたちは、
続々と飛び立つ仲間を見て、
「え?行くの??」と色めき立っていました。















オオハクチョウたちは、今日もドーナツ島で待機していました。
しかし、13:00過ぎごろから、ドーナツ島から移動し始めました。
















砕氷船「コハクチョウ」が通った道を利用するのは
オオハクチョウも同じですが、行き止まりになって立ち往生。
さあ、どうしよう?

















しばらく考えていたオオハクチョウたちは、
ここから飛ぶことにしました。

















そのまま田んぼへ向かうのかと思いきや、
ぐるりと旋回して戻ってきました。
どこに向かうつもりなのかな?
















オオハクチョウたちは、
ネイチャーセンターから300m先にある
観察小屋前に着水しました。
結局、ドーナツ島から数百メートル移動したかっただけだったようですが、
この距離を氷を割って泳ぐより、飛んだほうが早い、というわけですね。
なお、今日はオオハクチョウが18羽(うち幼鳥2羽)いて、今季最多数でした。


園路では、雪がとけて露出した地面に、
鳥たちが降りて食べ物探しに勤しんでいました。
















とっても愛想のよいアオジ。
すぐそばを人が歩いても逃げません。

このほか、シロハラ、キジバト、ツグミ、ハチジョウツグミ、ジョウビタキ、トラツグミ、アトリなどが、園路沿いで観察できました。
















真ん丸なジョウビタキ。















枯れヨシにとまるシロハラ。
いつも地面にいて、時々木の枝にとまりますが、
枯れヨシにとまったのは初めて見ました。
珍しい光景です。
































クロガネモチの実は、厳冬期の貴重な食べ物です。
ツグミ、シロハラ、ヒヨドリが頻繁に食べに来ていました。
















17:30頃の園内風景。
ネイチャーセンター前の氷はとけましたが、
まだ全体の3/4くらいは凍ったままです。
いつもならばすぐに全面とけるのですが、
今回の寒波がそれだけ厳しかったのでしょう。

今日はカモ類がとても少なかったのですが、
明日はお天気が良さそうなので、
カモたちがたくさん帰ってきてくれることでしょう。

10日(土)には、
自然観察会「カモのプロポーズを観察しよう!」
を開催します。ぜひご参加ください。

(きりぎりす)